イラストレーター幸池重季/BLOG

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鷹峯源光庵(鳥居元忠、血天井)

鷹峯源光庵。
僕のお家のちかくにあるんですが、なかなか行く機会が無く。先日やっと行く事ができました。

雪が降る中訪れたのですが。
雪と建物、木々、野鳥、畳と木の匂い。
それに寒さも加わって。
全てがマッチしてすごくいいかんじ。

江戸時代とかの日本人の平均身長は150cm〜155cm程度だということを聞いた事があるのですが、建物の中の作りもその身長に合わせてるかどうかわかりませんが、ミニマムなつくりで、僕は大好きです。

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曹洞宗だけあって(もともとは臨済宗らしい)禅なテイストのものがそこかしこに見られました。とくに目をひくのが、有名な「迷いの窓」と「悟りの窓」

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右の「迷いの窓」は角型で「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しています。
左の「悟りの窓」は円型で「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現しています。

僕、難しいことはわかりませんが、確かにちらと見ただけでも、同じ庭なのに、それぞれの窓によって風景がぜんぜん違います!びっくり。

素人目ですが、悟りの窓の方が見心地が良かったかも。
よけいなものがそぎおとされて、見るものがピックアップされた感じ。。きりとられたかんじなんですが、円形でみえるので柔らかいんです。。うちゅーな感じです!

確かにここで座って禅でもすりゃあ、何か見えてきそうなかんじはしますねー^^






そしてそして、鷹峯源光庵といえば、鳥居元忠の血天井!
ぼくの本当の目的はこれでしたー

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見ていただければわかると思います。
これは源光庵の本堂の天井の一部なんですが、足跡がついてます。
ほかにも手のあとや、なにかをひきずったような跡が、一面に広がってます。


関ヶ原の戦いの前哨戦といわれる伏見城の戦い。
西軍4万の大軍に対し、家康より伏見城を預る鳥居元忠軍は、わずか1800人。いわば、いわば死を約束されていた戦いでした。
10日にわたって奮戦後鳥居元忠は自刃、ともに討ち死にした部下は380人にものぼりました。

その時に血に染まった伏見城の床が、鷹峯源光庵の天井として使用されています。
その他にも養源院、宝泉院、正伝寺、興聖寺にも使用されてます。


亡くなった兵の菩提を弔うために使用されたそうですが、この場に立つと、リアルな戦(いくさ)というものが時間をこえてやってくる感じがします。
こころもち小さな手や足が天井一面に、それぞれのストーリーを持って動き回っています。走り回ったり、倒れたり、引きずられたり、怒声まで聞こえてくるようでした。

鳥居元忠は忠臣として、高名です。
三河魂の象徴的人だなーって印象もありましたが、
ここにあったのは、ただの戦争でした。


戦国時代は個人的に好きですし、当時の戦(いくさ)は必要であり、必然な出来事だったかもしれません。しかし戦はやっぱ戦争だなー。って、当たり前ですがかんじました。

美談や武勇伝があると、戦や死に美しさという「色」をつけてみてしまいますが、この天井は戦の凄惨さを、現代の我々に伝えてくれているような気がしました。

まさに「色即是空」(※この世のものや、出来事はすべて空。中性的なもの。で、人がその出来事に色をつけちゃってます的なことだったよーな)な、禅満載の世界でしたー^^

  1. 2008/02/18(月) 16:34:40|
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